今はじめないと「定年後」に絶対後悔する【日常の簡単な3つの行動】

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「定年後」について、何から考えたらいいのかわからなくて「モヤモヤ」する。

いつかはキチンと考えたいと思いつつも、今は仕事がバタついていて時間が取れない。

とりあえず、すぐに始められる簡単で役立つことあるといいな。

このような状況のあなたへ。

この記事では、あとで必ず役に立つ、今すぐに始められる日常の簡単な行動を3つご紹介します。

何に役立つ行動なのか。

それは、「定年後」に働く理由ベスト3を考える上で非常に役立つことなのです。

それではさっそく始めましょう。

簡単な3つの行動 ~「定年後」働く理由ベスト3に直結します~

「定年後」7割の方が働かれていて、働く理由のベスト3が、①「生活費」、②「生きがい」、③「健康」というデータが出ています。

※詳しい内容は»「定年後」は皆どうしているのか?【データで見る定年後】で解説しています。

定年を目前にして、何から考えたらいいのか「モヤモヤ」した気持ちや、なんとなく感じる「不安」は、多くの方が考える「働く理由ベスト3」にあらわれているのではないでしょうか。

その3つのことを「本腰いれて考えてみよう!」と思った時、必要となる資料やデータがあります。

この資料やデータは、日常の生活の中である程度時間をかけてしか作ることができないものが多いのです。

今からすぐに日常の行動に取り入れて準備しておきましょう。

どれも簡単なものばかりです。あらかじめ作っておけば、いざ考えようとした時に後悔することはありません。

その3つの行動とはこちらです。どれも将来「働く理由」に直結する行動です。

日常の簡単な3つの行動
働く理由ベスト33つの行動理由
「生活費」「おこづかい帳」をつける「定年後の収支計画」に役立つ
「生きがい」なんでも「メモ」する「定年後の目標」作成に役立つ
「健康」1日30秒「プランク」をする「定年後の健康維持」に役立つ

では、一つずつご案内します。

①「おこづかい帳」をつける ~オススメアプリ~

1つ目のオススメ簡単行動は「おこづかい帳」をつける です。

「小学生じゃないんだから、バカにするな」

「面倒くさそう」

「おこづかい帳」と聞いて、そう思った方も多いかもしれません。

でもこれは「定年後」を考える上で必須のことなのです。

「定年後も働く理由」の第1位は、「生活費」を稼ぐためなどの「経済的」理由でした。

家計の収支をハッキリさせないと、お金の不安は解消されません。

経済コラムニストの大江英樹さんによると、「定年後」をテーマにした講演会の参加者のほとんどが、経済的な不安を抱えているそうです。

それなのに、「生活費にどれぐらいかかるか」「もらえる年金額」について、ほとんどの方が把握していないそうなのです。

「家計全体の収支」を把握するのは、家のローンや税金、車の維持費や生命保険料、食費や光熱水料などを把握する必要があります。

その中で、ある程度の期間の動向から算出しなければならデータがあります。

それが、日常の「生活費」なのです。

「いつの間にかお金がなくなっている」「何に使ったのかよく覚えていない」なんて経験は、一度や二度ではないはずです。

まず、ココを明確化することから始めましょう。

「生活費」を把握するために一番よい方法が「おこづかい帳」をつけることです。

筆者はたまたまこれをやっていたおかげで、家計の「収支計画」をつくるときに大変役に立ちました。

「おこづかい帳」が必要なのはわかったけど、面倒なのは嫌だな

この気持ちわかります。必要なことだとわかっていても、面倒だと続けることができません。

「レシートを捨てずにとっておいてExcelに記録していく」などはかなり根気が必要です。

そこでオススメなのは「スマホアプリ」です。

何かを購入した時に、その場でスマホにすぐ入力できれば手間がかからないですよね。

「おこづかい帳」や「家計簿」で検索するとたくさんのアプリがヒットします。

実際に使ってみて気にいったアプリを使うのが一番ですが、参考までに、筆者がいろいろと試してみた結果、最後に残った「おこづかいアプリ」をご紹介します。

それがこちら、「支出管理」です。

支出管理

支出管理

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100円の有料アプリですが、AppStoreの「ファイナンス部門」では1位の人気アプリです。iPhone版しかないのが残念なところです。

とにかく余計な機能がなく、超シンプルなのが最大の特徴です。

記録するまでのタップ数が少なく操作がわかりやすいため、特にマメでもない筆者が今でも使えています。

現金で払っても、電子マネーやクレジットで払っても、とにかく使った際に入力しておきます。たまに入力を忘れるのですが、後で思い出した時に入力しておきます。

記録したデータはCSVで書き出せますので、Excelを使って簡単に加工できます。

いざ、収支計画をつくろうとしたときに、「生活費」のデータがないと進みません。

まずは、自分生活費の実態を調べること、これは今はじめておくべき日常の簡単な行動の筆頭です。

だまされたと思って、ぜひ、試してみてください。

②なんでも「メモ」する ~デジタルメモ&手書きメモ

2つ目のオススメ簡単行動は、なんでも「メモ」する です。

「これも面倒くさい」

「メモってけっきょく読み返さないんだよな」

「おこづかい帳」の次は「メモ」か。

面倒くさいし、役立ちそうもないよなと思ったかもしれません。

しかし、これも必ず役立ちます。

「定年後も働く理由」の第2位は、「生きがい」でした。

「あなたの生きがいはなんですか?」と聞かれて、即答できる人は少ないのではないでしょうか。

質問を変えて「あなたのやりたいことはなんですか?」と聞かれたらどうでしょうか。これも同じく難問ですね。

それでは、「何をやっている時が楽しいですか?」はどうでしょう。

これなら少しは答えられそうです。

「生きがい」や「やりたいこと」は、いざ考えようと思い、机に座って頭を絞ってもちっとも浮かんできません。

今までの知識や経験を振り返り、理詰めで考えていっても答えにたどり着けない難問といえます。

本当に好きなコトを「理屈抜きで好き」と表現したりしますね。

「本当に好きなこと」「本当にやりたいこと」は、理詰めでは考えられないことなのではないでしょうか。

ヒントになるのは、なにかを見聞きしてわいてきた「感情」や、ふっと思いついた「考え」です。

映画を見て感じたこと、本を読んで思いついたこと、明け方急に浮かんできたことなど、さまざまな場面で言葉が自然に浮かんできた経験があると思います。

「無意識」から出てきたそのような言葉には、「本当に好きなこと」「本当にやりたいこと」への糸口が隠されているのです。

浮かんできた言葉は、すぐに「メモ」して記録に残しておきましょう。

なぜなら、すぐに「メモ」しないと、1分もたたずにキレイさっぱり忘れてしまいますので。

その「メモ」は、あとでじっくり「本当にやりたいこと」を深掘りする時に役立ちます。

デジタルメモ:「メモ」アプリ&Bluetooth折りたたみキーボードが便利です。

記録していくのに最適なのが、スマホのメモアプリです。

何か特別なアプリをダウンロードしなくても、もともと備わっているメモ帳機能で十分です。

iPhoneなら「メモ」アプリ、Androidなら「Google Keep」です。もちろん自分で使いやすいメモアプリを使っても問題ありません。

メモの記入もなるべく簡単にしましょう。

「年月日」を記入して、その後に自由に書き込めばOKです。

文章が整っていなくても、箇条書きでも良いです。自分しか見ませんので。

カフェなどでちょっと長い文章を打ち込む時は、Bluetooth折りたたみキーボードがあると便利です。

参考までに、筆者が使っているものご紹介します。

エレコムのBluetooth折りたたみキーボードTK-FLP01BKは、3台までのマルチペアリングに対応しています。

写真のようにキーボードを収納するケースが、スマホやタブレットを立てるスタンドになります。

もともと4,000円ほどですが、筆者はメルカリで1,300円で入手しました。1台あると何かと重宝するグッズです。

手書きメモ:無印良品「らくがき帳」がオススメです。

「紙」に「手書き」じゃないとピンとこないという方にオススメなのが、無印良品の「らくがき帳」です。

「考え」や「感情」がいつも「文字」で浮かんでくるとは限りません。

時には「絵」や「形」のこともあるでしょう。

そのような時に便利なのはやはり「紙」です。

「らくがき帳」は、再生紙で作られた無地のノートで、サイズはB4(40枚)、B5(80枚)の2種類あります。

価格はなんと¥120(税込)とお手頃です。

オススメは「B4サイズ」です。

せっかく「絵」や「形」でイメージがわいてきたのですから、伸び伸びとかけるスペースがあったほうが、心が解放されるはずです。

「B4サイズ」ならビジネスバッグにもギリ入る大きさです。

手書きならではの発想の広がりがあるので、「メモ」アプリと併用することをオススメします。

「マインドマップ」を活用して書けば、さらに効果があがること間違いなしです。

2010年2月放送のTV番組「情熱大陸」の中で、現代音楽作曲家の藤倉 大さんが、作曲をする時にこの「らくがき帳」を使っていたのを覚えています。

罫線もない「らくがき帳」は、作曲イメージを膨らませるのにぴったりのアイテムだったのではないでしょうか。

スマホでも手書きでも、すぐにはじめてみてください。「メモ」は必ず役にたちます。

※「メモ」について、もう少し深堀したい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

メモの魔力

1日30秒「プランク」をやってみる

3つ目のオススメ簡単行動は、1日30秒「プランク」をやってみる です。

「ついにほんとうに面倒くさいことを言いはじめた」

「定年後と何が関係するのかさっぱりわからない」

こう思われたに違いありません。

でも、考えてみてください。「定年後も働く理由」の第3位は「健康」です。

しかも、年齢が上がるにつれ、ランクも上がる傾向がみられます。

ご自身でも、40歳、50歳と大台を超えるごとに、少しずつムリがきかなくなってきていることを実感しているのではないでしょうか。

60歳、70歳を超えると、さらにその傾向は加速することでしょう。

「生活費」も「生きがい」も、まずは「健康」であることが大前提です。

そう考えると、最も大切なことだと言えるのではないでしょうか。

カラダの「コンディショニング」を整えることは、日々の積み重ねしかなく、結果がでるまで時間がかかります。

まだ元気のある今から少しずつ習慣化していくことで、「働く理由第3位の健康」について、過度に心配する必要がなくなるのではないでしょうか。

「わかったけど、具体的に何をやればいいの?」

「時間を取られるのはいやだな」

このような方に一番オススメなのがズバリ「プランク」です。

なぜなら、継続できる可能性が高く、継続した時に効果が実感できるからです。

腹筋、腕立て、スクワットといった「筋トレ」や、ジョギング、水泳といった「有酸素運動」を、急に思い立ってはじめた経験がある人は多いのではないでしょうか。

しかし、どれも長続きしなかったはずです。

「腹筋」はなかなかツライですし、腰を痛める可能性があります。

「腕立て」も今や10回もできないかもしれず、筋力のない自分がイヤになります。

「スクワット」も膝を痛めるかもしれません。

「ジョギング」や「水泳」はツライうえに、時間がかかってしまいます。

その点「プランク」ならそこまでツラくなく、激しく動かないので関節も痛める可能性は低いです。

なにより最低30秒あればできます。

「プランク」は体幹を鍛えるトレーニング方法です。ひところのブームは落ち着きましたが、継続するとさまざまな効果を実感できます。

「健康長寿ネット」(公益財団法人 長寿科学振興財団)にも体幹に関する記事がありました。

スポーツ選手だけでなく、高齢者のリハビリでも注目されているのですね。

»長寿科学振興財団「健康長寿ネット」〜体幹トレーニング〜

「プランク」のやり方について

具体的なやり方です。

フィットネスクラブ「ティップネス」の記事がイラスト、写真、動画があり、一番わかりやすかったのでリンクをはっておきます。

»TIPPNES magazine【初心者向け】プランクのやり方や効果を総まとめ!コツや注意点も紹介

「プランク」にもバリエーションがありますが、最も「基本的な型」だけで問題ありません。欲張ってもしかたありませんので。

大切なのは継続することです。

はじめは、1回30秒を1セットだけ。これなら1日たった30秒しかかかりません。

まずは1週間。慣れたら徐々に増やしていけば良いでしょう。

1回30秒を2セット。インターバル30秒。これで合計1分30秒です。

1回60秒を2セット。インターバル30秒。これで合計2分30秒です。

これだけやればもう充分でしょう。欲張りすぎて途中でやめてしまったら元も子もありません。

これを今から始めておけば、「定年後」不安の1つ「健康」については、解決するためのスタートを切ったと言えます。

3か月後には変化した自分に出会うはずです。

そして、一歩踏み出した過去の自分を誇りに思うことでしょう。

今回は以上です。

どれも、少しずつ積み重ねていくことで形になるものばかりです。日常の簡単な行動ですので、今からすぐにはじめることをオススメします。

どれもみな、後から必ず役に立つことばかりです。